セクハラで停職 元校長取り消し求め提訴(福島)

セクハラで停職 元校長取り消し求め提訴
河北新報 8月16日(火)12時9分配信

 勤務先の福島県いわき地区の小学校で女性教職員らにセクハラをしたとして停職3カ月の懲戒処分を受けた元校長の50代男性が15日までに、県に処分取り消しを求める訴えを福島地裁に起こした。

 訴状などによると、元校長は2014年4〜9月、教職員ら4人に、性的な発言をしたり不快感を与える電子メールを送ったりしたとして同10月に懲戒処分を受けて退職。元校長側は「セクハラはしておらず、県教委は具体的な行為を特定しないままセクハラに該当すると判断したのは違法で、退職も迫られた」などと主張している。

 県教委は「現在対応を検討している」と説明した。

 県教委は17日、勤務校の女性教職員ら4人に性的な言動などのセクハラ行為をしたとして、いわき地区の小学校の男性校長(55)を停職3カ月の懲戒処分とした。
 県教委によると、校長は4月から9月にかけ、勤務校の女性教職員3人と、出張などで同校を訪れた他校の女性教員1人に対し、複数回にわたり容姿や年齢、服装、私生活での男性との交際に関する発言や、飲食への誘いなどを繰り返したという。

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